認知症という言葉は世の中で多く使われていますが、実は誤解が多く、結果的に当事者も家族も悲しい想いをしていることが多くあります。どのあたりが誤解だらけなのかを解説していきます。
認知症=人格の崩壊は間違い
認知症という言葉を聞くと、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
・何もわからなくなってしまう
・徘徊するようになる
・暴力を振るうようになる
等のイメージを持つ方が多いかもしれませんし、
実際に、認知症の状態にある親御さんや配偶者を介護している方もいるかもしれません。
そして、
何度も同じことを繰り返す。
ちょっとしたことで怒りっぽくなって、話が通じなくなった。など、
「昔のあの人は優しかったのに、何でこんなに性格が変わってしまったんだろう」
と悲しい想いをされている人もいるかもしれません。
しかし、「認知症になると人格が変わり、何もわからなくなる」
これは、大きな誤解です。
まず知ってほしいのは認知症の状態にあっても、その人の人格が崩壊し、訳が分からなくなってしまうわけではない、ということです。
逆に言えば、わかっていることも、できることもたくさんあるし、伝わることもたくさんあるし、本人が伝えたいこともたくさんある。
むしろ、「何もその人は変わっていない」と思ってほしいのです。
この大前提が抜け落ちた状態で認知症についての情報発信がされていることで、今この瞬間にも誤解は広がり続けている現実があります。
そのため認知症の状態にある人が絶望を感じたり、情報に振り回されて家族が混乱してしまったり、
結果として精神疾患を患ってしまったり、
お互いに不幸な結末を迎えてしまうこともあるのです。
・何もわからなくなってしまう
・徘徊するようになる
・暴力を振るうようになる
等のイメージを持つ方が多いかもしれませんし、
実際に、認知症の状態にある親御さんや配偶者を介護している方もいるかもしれません。
そして、
何度も同じことを繰り返す。
ちょっとしたことで怒りっぽくなって、話が通じなくなった。など、
「昔のあの人は優しかったのに、何でこんなに性格が変わってしまったんだろう」
と悲しい想いをされている人もいるかもしれません。
しかし、「認知症になると人格が変わり、何もわからなくなる」
これは、大きな誤解です。
まず知ってほしいのは認知症の状態にあっても、その人の人格が崩壊し、訳が分からなくなってしまうわけではない、ということです。
逆に言えば、わかっていることも、できることもたくさんあるし、伝わることもたくさんあるし、本人が伝えたいこともたくさんある。
むしろ、「何もその人は変わっていない」と思ってほしいのです。
この大前提が抜け落ちた状態で認知症についての情報発信がされていることで、今この瞬間にも誤解は広がり続けている現実があります。
そのため認知症の状態にある人が絶望を感じたり、情報に振り回されて家族が混乱してしまったり、
結果として精神疾患を患ってしまったり、
お互いに不幸な結末を迎えてしまうこともあるのです。
認知症という病気はそもそもない
多くの誤解が渦巻く中でも最たるものが、
「認知症という病気がある」と思っている人が多いということです。
これは、はっきり言って大間違いです。
認知症は、あくまでも状態の総称のことであり、
しいていうならば、認知症の原因疾患は、病気にあたります。
例えば脳梗塞という病気を原因としていれば、脳血管性の認知症の状態であるといえるし、
アルツハイマー病を原因としていれば、アルツハイマー型認知症ということになります。
しかし、脳梗塞とアルツハイマー病は全く異なる病気です。
当然、症状も困りごとも全く違います。
他にも認知症の原因疾患は、80種類以上あるとされています。
それを、あたかも「認知症」という一つの病気があるかのように物事を考えてしまえば、すれ違いや服薬の間違い、対応や捉え方の勘違いなど、多くの支障が起こることは想像できるかと思います。
全ての誤解の根幹はこの部分かもしれません。
認知症は、決して不可思議で意味不明なものではありません。
そこを理解することで紐解けることは多くあります。
家族の介護をしている方、介護や医療職、そして当事者、
1人でも多くの方が認知症について正しい理解を深めてもらえることを願います。
「認知症という病気がある」と思っている人が多いということです。
これは、はっきり言って大間違いです。
認知症は、あくまでも状態の総称のことであり、
しいていうならば、認知症の原因疾患は、病気にあたります。
例えば脳梗塞という病気を原因としていれば、脳血管性の認知症の状態であるといえるし、
アルツハイマー病を原因としていれば、アルツハイマー型認知症ということになります。
しかし、脳梗塞とアルツハイマー病は全く異なる病気です。
当然、症状も困りごとも全く違います。
他にも認知症の原因疾患は、80種類以上あるとされています。
それを、あたかも「認知症」という一つの病気があるかのように物事を考えてしまえば、すれ違いや服薬の間違い、対応や捉え方の勘違いなど、多くの支障が起こることは想像できるかと思います。
全ての誤解の根幹はこの部分かもしれません。
認知症は、決して不可思議で意味不明なものではありません。
そこを理解することで紐解けることは多くあります。
家族の介護をしている方、介護や医療職、そして当事者、
1人でも多くの方が認知症について正しい理解を深めてもらえることを願います。
まとめ
認知症=人格の崩壊
は、大きな誤解であり、その誤解こそが
本人や家族の悲しみや絶望感へとつながり、結果的に精神疾患等を引き起こしている事実があります。
まずは、認知症とは一体どんな状態であるのか、
正しい知識、理解をすることで多くのすれ違いを解決する糸口となります。
は、大きな誤解であり、その誤解こそが
本人や家族の悲しみや絶望感へとつながり、結果的に精神疾患等を引き起こしている事実があります。
まずは、認知症とは一体どんな状態であるのか、
正しい知識、理解をすることで多くのすれ違いを解決する糸口となります。
認知症という言葉に惑わされない為の研修
福祉事務所ランタンでは、
定期的に「認知症という言葉に惑わされない為の研修」というタイトルで、オンライン研修を行なっています。
世の中の認知症に対する理解は、医療介護職を含めて誤解が多く、報道や研修の中にも誤解を広げてしまうような情報が広がっている事実があります。
・認知症という病気があると思っていた方
・認知症の状態にある身近な人が、何も理解できていないように見えると思う方
・一度学んだものの、モヤモヤするという専門職
そんな方はぜひ一度、この講座を受講してみてください。
講師自身も誤解をしていた一人として、失敗談や実際に関わった事例を通して誤解を解いていくオンライン研修です。
まずは認知症とはどんな状態なのかを正しく理解することが、様々な選択をする際に必要な知識の土台となるハズです。
定期的に「認知症という言葉に惑わされない為の研修」というタイトルで、オンライン研修を行なっています。
世の中の認知症に対する理解は、医療介護職を含めて誤解が多く、報道や研修の中にも誤解を広げてしまうような情報が広がっている事実があります。
・認知症という病気があると思っていた方
・認知症の状態にある身近な人が、何も理解できていないように見えると思う方
・一度学んだものの、モヤモヤするという専門職
そんな方はぜひ一度、この講座を受講してみてください。
講師自身も誤解をしていた一人として、失敗談や実際に関わった事例を通して誤解を解いていくオンライン研修です。
まずは認知症とはどんな状態なのかを正しく理解することが、様々な選択をする際に必要な知識の土台となるハズです。
著者紹介
名前:木村 誠(福祉事務所ランタン代表)
資格:介護福祉士、介護支援専門員、認知症ケア専門士、ファイナンシャルプランニング技能士
主な研修実績:
渋谷区役所、伊藤忠商事、良品計画、ハウスメイト、青山学院大学、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ジブラルタ生命 他
資格:介護福祉士、介護支援専門員、認知症ケア専門士、ファイナンシャルプランニング技能士
主な研修実績:
渋谷区役所、伊藤忠商事、良品計画、ハウスメイト、青山学院大学、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ジブラルタ生命 他